2022-11-05 07:00 am by 須坂新聞
バレーボールVリーグ3部(V3)男子の今季(2022〜23年)レギュラーラウンドがきょう5日、開幕する。須坂市に拠点を置く長野GaRons(ガロンズ)はV3優勝とV2昇格を目標に掲げ、10チームが参戦するリーグに挑む。これまで磨いてきたチーム独自のシステムを生かした戦い方で勝利を目指す。開幕は舞鶴文化公園体育館(京都府)での2連戦からスタート。5日はクボタスピアーズ、翌6日は東京ヴェルディと対戦する。
開幕まで10日余りに迫った10月25日夜。墨坂中体育館では、選手たちが試合形式の練習に汗を流していた。今季から主将を務める福池凌太選手(23、岡山県出身)は「昨季は個々のプレーばかりだったが、今季はチームの決め事を詰めてきた。全勝目指して頑張りたい」と力を込めた。
V3男子は今季、昨季の4チームから10チームに編成が変わった。ガロンズを含む残留3チームに、V2からの降格6チームと新規参入1チームが加わり、3回戦総当たり方式(全試合5セットマッチ)で順位を争う。
篠崎寛GM兼監督(53、須坂市小河原町出身―長野市)は「昨季と比べて絶対的に違うのはチーム力」と言い切る。登録選手19人には昨季の主力が残り、新戦力も加入。「トータルディフェンスからの切り返し」で戦う「ガロンズシステム」の確立に力を入れてきた。
守備の要、リベロの難波宏治選手(22、山口県出身)は「ディフェンスから流れを呼び込みたい。声掛けや指示も含めてトータルディフェンスを完成させたい」。セッターの高井大輝選手(24、岐阜県出身)は「サーブレシーブが乱れてもコンビが組めるようにセッターとしてカバーすることを意識したい」と気合い十分だ。
レギュラーラウンドは来年3月まで。昨季の2倍近くの27試合を戦い抜く。戦術だけでなく、シーズンを乗り切る体力づくりも強化してきた。「順調にチームづくりができた。ガロンズシステムに対する意識付けもできている。リーグ戦の中でどうやって成長していけるか」と篠崎監督。
粘りの守備からリズムをつくり、攻撃につなげていくチームバレーをどれだけ機能させられるかが鍵。上位2チームに入れば、来季のV2昇格を懸けてV2下位2チームと戦うチャレンジマッチが待っている。アウトサイドヒッターとして攻撃陣の一角を担う福池主将は「プレーでしっかりチームを引っ張っていきたい」と誓った。
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今季のVリーグ男子は、1〜3部にそれぞれ10チームが参加し、総当たりリーグ戦などで順位を争う。既に開幕したV1に続き、V2とV3がきょう5日から始まる。V2は昨季の15チームから、V3は4チームから編成が変わった。
レギュラーラウンド終了後に行われるV2・V3入れ替え戦のチャレンジマッチは来年4月8、9日、岩手県(予定)で。V2の9位チームとV3の準優勝チーム、V2の10位チームとV3の優勝チームが対戦する。
■市民体育館でのホーム戦は6試合
市民体育館でのホーム戦は計6試合が組まれている。12月3、4日のクボタスピアーズとの2連戦を皮切りに、来年1月14日に警視庁フォートファイターズ、同15日に近畿クラブスフィーダ、3月4日に奈良ドリーマーズ、同5日にトヨタ自動車サンホークスとそれぞれ対戦する。
地元選手として活躍が期待される矢澤雅敦(みんと)選手(20、須坂市屋部町)は、リベロの一人。「サーブから入ってワンポイントという形になる。自分が入ることでチームの雰囲気が上がるよう、得点につながるレシーブをしたい。成長した姿を見てもらいたい」と話している。
県内では11月19、20日にも信州新町体育館(長野市)で2連戦が予定されている。
2022-11-05 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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