【廣田産業】創業100周年で須坂市内の全小中学校に体育用品贈る

2022-11-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市東横町の廣田産業は今年、創業100周年を迎えたことで「地域に恩返しを」と、市内の全小・中学校15校と支援学校に体育用品を寄贈した。贈呈式は27日、廣田光彦社長が豊丘小を訪れ、児童に直接手渡した。
 贈呈品は、小学校と支援学校にはニュースポーツのボッチャとドッチビーの道具一式。ボッチャはパラリンピック正式種目。白いボール(ジャックボール)に自分のボールをどれだけ近づけるかを競う。ドッチビーはドッジボールとフリスビーを掛け合わせている。中学校にはバドミントン用具とバレー、バスケ、サッカーのボールを寄贈した。
 贈呈式で廣田社長は「さまざまな苦境の中でも長年支えてくれた地域の皆様に深く感謝している。少しでも恩返ししたいと教育委員会と相談して運動用品を贈らせていただく」とあいさつ。
 児童会長の中井遥空(はるあ)さんは「ボッチャはみんなが楽しめるスポーツ。友達とたくさん遊びたい」。
小林雅彦市教育長は「ボッチャなどスポーツを通して子どもたちが自分で考え、動き、チームプレーするという力を養うことができる」と感謝していた。
 同社は大正11(1922)年、前身の廣田製糸が創業。須坂の製糸業は大正末期に最盛期を迎えたが、昭和4(1929)年の世界恐慌で打撃を受けた。同社はものづくりと商社機能を生かして難局を乗り越え、現在の農薬卸売業、プラスチック成型加工業に引き継がれている。

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