須坂市内の建物火災は1年間ゼロ〜過去最長を大幅に更新

2022-11-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 過去最長記録を大幅に更新中の「須坂市内建物火災ゼロ日」が10月26日をもって、当面の目標としていた「1年間ゼロ」の365日を達成、さらに記録を伸ばしている。
 須坂市内建物火災の最後の発生は昨年10月26日。翌27日から記録が始まり、今年3月27日で過去最長だった152日(11年10月27日〜12年3月27日)を更新した。
 この時点で、須坂市消防本部で火災を取り扱う予防課では、次は200日、300日、365日と順次目標を定め、建物火災に限らず全ての火災を起こさないための活動を改めて実践してきた。
 須高地区全体の火災も10月末日現在7件、前年同日(25件)の3分の1以下となっており、予防課の手塚寿彦課長は「発生の減少や記録の更新は市民の皆さんの意識が高いことが一番で、消防団の皆さんも大きな役割を果たしている」と分析している。
 なお、今年の7件は須坂市で3件、小布施町で2件、高山村で2件発生。死者はなく、1人(小布施町)が負傷している。種類別では建物火災(高山村)1件、その他(下草火災など)6件。最後の発生は7月24日で、翌25日から3カ月以上発生していない。
 一方で、過去の火災を振り返ると、2013年3月18日に1日として最多の5件、2018年3月24日〜30日には7日間連続で発生したこともある。
 手塚課長は「須坂市内建物火災の1年間ゼロは大変喜ばしいが、通過点に過ぎない。今後も気を引き締めてパトロールや広報・啓発など地道に活動していきたい。地域の安全安心のために皆さんのご協力をお願いします」と呼び掛けている。

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