2022-11-19 07:00 am by 須坂新聞
東中3年生(45人)は本年度、社会科公民の地方自治の分野で、市の施策や取り組みについて学んでいる。8日は、市役所とオンラインで結び、「大人になっても住み続けたい須坂市」をテーマにグループごと、将来に向けての取り組みを提案した。発表後、各課から提案に対するアドバイスをもらい、改善や見直しが必要な点を確認し、学びを深めた。
上高井郡教育研究会(社会科)における市・中学とのICTを活用した連携授業。「第6次須坂市総合計画 須坂未来チャレンジ2030」を参考に提言を考えた。39の施策の中から興味を持った施策を一つ選び、九つの施策について12グループが発表した。
地域安全活動の推進を選択したグループは、危険箇所に横断歩道を渡る歩行者を知らせるセンサーの導入を提案した。市民課は、全ての箇所にセンサーをつける予算がないため、危険な行動・場所の注意喚起を広め、事故を減らす必要があると説明。「自分の友人がイヤホンを付けながら自転車を運転している時に注意するように、町で危険な運転や行動をしている人に出会ったら注意してほしい」と呼び掛けた。
特色ある教育の推進を選択したグループは、ICT活用セミナーを提案。学生たちが市民に向け活用方法を教える代わりに、市民からは勉強を教わるというアイデア。政策推進課は「実用性が高いが、どこでセミナーを行うかが課題。場所についても考えてみてほしい」と助言した。
ほかに、防災体制の充実、地域資源を生かした観光の振興などについて発表した。
授業に参加した岡本明柚花さんは「市役所の方と話すことで疑問が解決した。取り組みについてさまざまな面から考えられた」と話していた。
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