【長野ガロンズ】今季初の須坂大会、無敗のクボタと激闘

2022-12-10 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon バレーボールVリーグ3部(V3)男子は3、4日、各地で10試合が行われた。須坂市に拠点を置く長野ガロンズは両日とも市民体育館でクボタスピアーズと対戦。3日は競り合いを落として1―3で惜敗、翌4日は0―3でストレート負けし、連敗を喫した。前週から4連敗で、通算3勝6敗。順位は前週より一つ下げて6位に後退した。
 次戦は来年1月7〜9日、奈良ドリーマーズ、東京ヴェルディ、千葉ZELVAと対戦する。
■強敵相手に互角の戦いも勝負どころで差
 長野ガロンズは、開幕戦で敗れたクボタスピアーズを本拠に迎えて臨んだ今季初の須坂大会で勝利を逃した。昨季をV2で戦い、ここまで無敗の強敵と互角に渡り合ったが、勝負どころでの力の差が勝敗を分けた。
 3日は、福池凌太、鰐川怜児両選手を中心に攻撃を仕掛けた。第1セットは序盤の競り合いから5連続得点でリードを広げたが、相手も4連続得点で反撃して終盤戦へ。先にセットポイントを奪ったものの追い付かれ、ジュースの末、26―28で先取された。第2セットも終盤まで一進一退の攻防が続いたが、23―23から連続得点を奪われ、23―25で振り切られた。
 第3セットは、中盤から終盤にかけて4連続得点を挙げて優位に立ったが、土壇場で追い付かれてジュースに。互いに一歩も引かない攻防を繰り広げた。最後は連続ブロックを成功させて40分にわたる激闘を制し、36―34でセットを奪い返した。しかし、第4セットは序盤から相手にリードを許す苦しい展開に。中盤まで食い下がったが、終盤一気に引き離され、17―25で落とした。
 福池主将は「実力的には互角の印象だが、相手には最後に決め切れる力がある」と悔しさをにじませた。それでも「第3セット終盤はしっかりサイドアウトが取れたので、今後の自信になる」と収穫も口にした。
 雪辱を期して臨んだ4日の第1セットは、序盤から相手に主導権を握られリードを許した。中盤から終盤にかけて一時は1点差まで追い上げたが、終盤に4連続失点し、21―25で取られた。第2セットも序盤は相手ペースで進んだが、小林哲也選手が奮闘し、チームを引っ張った。終盤に3連続得点で追い付き、ジュースにもつれ込んだが、最後は25―27で振り切られた。第3セットは序盤から中盤に引き離されながらも食い下がり、終盤は1点差まで猛追。相手にマッチポイントを奪われた後も粘ったが、あと一歩及ばず23―25で敗れた。
 篠崎寛監督は「勝負どころで点数が取れるか取れないかの違い。しっかり勝ちたかった」と、ホーム戦での痛い連敗に肩を落とした。
 リーグ戦序盤の9試合を終え、黒星先行の厳しい戦いが続くガロンズ。ただ「ゲームはできている。あとは点数をどうやって取って、フィニッシュを決めていくか」と悲観はしていない。
 篠崎監督は、独自のシステムを生かしたチームづくりに手応えを感じながら「結果をしっかりと受け止め、次に向かっていく」。課題を克服し、年明けから再開する戦いで挽回を目指す。

2022-12-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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