【須坂市】建物火災ゼロ「400日」達成

2022-12-17 09:32 am by 須坂新聞

お知らせ icon 過去最長記録を大幅に更新中の「須坂市内建物火災ゼロ日」が12月1日をもって節目の「400日」を達成した。10日朝、須坂市消防本部から松澤宏樹消防長以下28人、須坂市消防団から中村公彦団長以下12人の計40人が同本部に集まり、記録として写真撮影をすると共に、「なお一層気を引き締めて、記録を伸ばしていこう」と気持ちを新たにした。
 須坂市(12月1日現在の人口49,831人、20,564世帯)における最後の建物火災は昨年10月26日。翌27日から記録がスタートし、今年3月27日に過去最長だった152日(11年10月27日〜12年3月27日)を更新した。その後の目標としていた200日、300日、365日もクリア、過去の2.5倍を超える前人未到の記録を継続している。
 同本部で火災を取り扱う予防課の手塚寿彦課長は「記録の大幅な更新は市民の意識が高いこと、消防団が大きな役割を果たしていることが大きな要因」と分析すると共に、市民に感謝している。
 また、「小布施町内建物火災ゼロ日」の記録も継続中だ。
 小布施町(12月1日現在の人口10,978人、4,018世帯)における最後の建物火災は昨年5月3日。翌4日から記録がスタートし、去る11月4日に節目の「550日」を達成。11月9〜15日の秋の全国火災予防運動期間中に立て看板を掲示して、町民に情報を伝えると共に一層の火の用心を呼び掛けた。
 その一方、高山村で11月14日に1人が死亡する建物火災が発生。手塚課長は「ゼロの記録は励みにはなるが、手放しで喜ぶことはできない。私たちの仕事は地域から火災をなくし、万が一発生した場合には被害を最小限に抑えること。これからも地道にパトロールや啓発など予防消防に努めていきたい」と気を引き締める。
 なお、須高地区の火災は12月15日現在で8件(須坂市3件・小布施町で2件・高山村3件)発生。死者は高山村で1人、負傷者は小布施町で1人、高山村で1人の計2人。種類別で建物火災2件、その他(下草火災など)6件。
 過去の火災記録を見ると、2013年3月18日に1日として最多の5件、2018年3月24〜30日には7日間連続で発生したこともあり、「これからの季節は火の取り扱いが増える。一層注意していただき、地域の安全安心にさらなるご協力をお願いします」と呼び掛けている。

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