【須坂市内3高校で2日卒業式】ノーマスクは少しずつ

2023-03-04 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市内3高校で2日、卒業式が行われた。各校では政府や県の方針を受け、入退場時など「マスクの着脱は個人の判断を尊重する」とした。「入試を控えている仲間がいるので配慮した」「3年間の最後に急にマスクを外すことに戸惑いがあった」などと式典中などはマスクを着用する卒業生が多かったが、記念撮影などではマスクを外し、晴れやかな表情を見せる生徒もいた。
 このうち、須坂東高校では123人が卒業式を迎えた。卒業生のマスクの着用は個人の判断に委ねたが、大半の生徒がマスクを着けて参加。保護者や教職員らが見守る中、各クラスの代表生徒が宮尾悟良校長から卒業証書を受け取った。
 式辞で宮尾校長は「皆さんが進んでいく社会は日々大きく変化している。高校生活で培った知恵と実践力で、仲間と話し合いを重ね、困難を乗り越えてほしい」とエールを送った。
 卒業生代表の答辞で畔上大空雅(たくが)さんは「自粛や休校など思い描いた青春とはかけ離れた日々に戸惑うことも多かった。感染症の不安と隣り合わせだったが、仲間たちと過ごした時間は楽しく、幸せな高校生活だった」と述べた。
 式後は各教室で行われたホームルームで恩師や仲間との別れを惜しみ、記念撮影などで思い出を残していた。
 本紙の取材に關涼翔(せき・りょうと)さんは「マスクで表情が見えないからこそ、笑顔を絶やさないことの大切さを感じた3年間だった。徐々に普通の生活が戻ってきている気がしてうれしい」。應永(おうえい)佳花さん、嶋田真麻さんは「規模縮小などはあったが、文化祭や修学旅行など楽しい思い出が多い3年間を過ごせた。進学して目標に向かって頑張りたい」と話していた。
 須坂高校は235人、須坂創成高校は258人が卒業した。
 また、須高3市町村の卒業式は、いずれも中学校が15日、小学校が16日。須坂支援学校は14日に行われる。

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