中心市街地に活性化拠点

2005-05-15 12:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂商工会議所(広田宏会頭)は、TMO構想推進のため、来月初旬から中心市街地の空き店舗を活用した活性化拠点を設け、「蔵の町活性化事業」を本格的に推進する。 また来月下旬には、ハイブリッド電動アシスト三輪自転車を活用した蔵の町並み巡りの「街並み散策観光推進事業」で中心市街地のにぎわいの創出に取り組む。
 市内横町の旧しかいやの空き店舗を借り上げて活性化拠点にする。▽物産振興会認定物産の委託販売▽手工芸品・地場農産物の販売▽休憩スペースの提供▽カルチャースクール等の開催▽町並みフェストや祇園祭、カッタカタ祭り、えびす講等とタイアップして各種集客イベントを実施する。
 また▽タウンガイダンス▽街角コンサート▽フリーマーケット▽フリースペースの提供▽高校生・専門学校生の実習販売の場として活用していく。さらに夜間に商工会議所の出張相談事業も常設体制で行う計画。事業の一部、施設管理はNPO法人「NEXT須坂」に委託する。22日の町並みフェストに参加、拠点をお披露目する。
 「街並み散策観光推進事業」は、17年度の県のチャレンジ枠で採択された。同会議所の「信州須坂ものづくりプロジェクト」が、信州大学の遠藤守信工学部教授の指導で開発した新電源と発電機能付きホイルインモーターを搭載した電動補助三輪自転車を、観光で活用する。なお、この三輪車は愛知万博のイベントでも活躍している。
 6月下旬にスタート予定。土・日曜日、祝日に運行する。現段階の計画は、クラシック美術館を起点に、まゆぐら、ぶらり館、笠鉾会館、綿幸サロン、芝宮等を電動補助三輪自転車で巡る1.3キロと、同美術館からまゆぐら、ぶらり2.6キロの周遊観光モデルコースを設ける予定。新たに2台を製造、坂に強い同ハイブリッド三輪自転車のPRを兼ねて蔵の町並み等の観光に活用する。
 NEXT須坂に運行管理を委託、須坂市、市観光協会、商店会連合会、町並みの会の協力を得て事業を実施する。

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