「泉小路活性化の会」を設立

2005-05-28 07:39 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂市の都市計画道路八町線が計画されている須坂市上町、北原町、穀町の関係住民が23日、「泉小路活性化の会」を設立、計画線の幅員を原点から見直し、八町線を弾みに地域住民が期待する沿道の活性化を調査・研究していく。
 設立総会は上町公会堂で行われ、村石正郎県議、永井一雄県議、上沢守夫市まつづくり推進部長らを来賓に、地権者や沿線住民ら関係者約50人が出席して行われ、会則を承認、会長に上野重明氏=北原町、副会長に笹川堅一氏=上町、中村圭男氏=上町、丸山眞氏=穀町を選出するなど役員を決めた。
 上野会長は「泉小路は道路幅が狭く、緊急車両も入っていけない。高齢化社会に対応した安心安全のまちづくり、地域の活性化のために皆さんの手による皆さんのための泉小路を考えていきましょう」とあいさつした。
 また、上沢市まちづくり推進部長、村石県議は来賓あいさつの中で、新たな組織が立ち上がったことにより、まちづくりの機運がより地域で盛り上がることを期待。八町線も含めて、地域の活性化や安心して住める地域づくりに向けて、地域の住民が声を上げ、議論して将来に通じるまちづくりを進めていってほしい―と述べた。
 同会は、寿泉院前で国道406号に接道し、金井原通りに通じる通称「泉小路」と呼ばれる市道約300メートルの沿線住民・地権者に呼びかけて設立した。今後、計画されている都市計画道路八町線のあり方、地域の生活環境の整備、生活の利便性の向上のための調査・研究を進める。
 また、泉小路にかかわる八町線の幅員計画の見直しなども含め、行政や議会に働きかけて同線の実現や活性化のためのまちづくりを推進していくことになる。
 八町線は、当初12メートル幅員で計画されていたが、国の道路構造令改正に伴い平成9年に市・県都市計画審議会が18メートル幅員を承認している。
 しかし、幅員の計画変更を知った地元住民らからの反対意見もあり、地元や関係する市議らが研究委員会を重ね地元との調整を進めていた。また、地元商店街関係者らから泉小路の早期着工を求める陳情もあり、地域の活性化に向けて同会を設立することになった。
 八町線は、都市計画道路として約3.4キロが計画され、これまでに小山小学校交差点から南の0.77キロが整備(改良率22.6%)されている。

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