南原町の普願寺で常例法座

2005-05-29 07:47 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市南原町の普願寺(業田照賢住職)で20日開かれた常例法座は、富山県氷見市から西本願寺布教使宮木美弥子さんを招いた=写真。20年前、高岡市の大島一声師に出会い、5年前得度した宮木さんは、昨年まで30年間バスガイドを務めた異色の布教使。田中本家博物館へ二度訪れ、三回目の来須。一日一日命をいただいて(感謝して)生きましょう―と笑わせながら呼びかけた。
 ここは思いが通らない娑婆(しゃば)で、心の上に刃が立つ忍土(にんど)。悲しいことなど何でも起こる。苦しいのは欲深いから。釈尊は「苦はわれにあり」といわれた。気の病が病気。気が戻り元気になるという。
 幽霊の絵には特徴がある。長髪、手が垂れ、足がない。後ろ髪ひかれ過去にとらわれている。足がないのは現在地に立脚しないため。過去を悔やまず、栄光にもこだわらず、今いただく(感謝する)ものをすべていただきなおすことが大事。過去は拝むもの。すべてあるがままにいただき、未来はお任せすればいい。
 相手の欲が見えるのは自分が欲深い故。相手が鏡。心配することはない。この世のことは何とかなる。その時考えればいい。今できることをして、どうにもならないことはお任せする。道は自ずと開かれる。やがて時間が解決する―と説いた。

2005-05-29 07:47 am by 須坂新聞 - 1 コメント



小杉春見 @ 2005-12-25 12:13 pm

初めまして!私は宮木美弥子の姉でございます。法話を上手に要約して、写真付きで載せていただき、ありがと
うございました!本人にも、記事を読んで聞かせたら とても喜んでいました。ご縁が有りましたら、又これか
らも宜しくお願いします!!

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