2005-05-30 07:00 am by 須坂新聞
須坂市大日向町の大工・宮本信雄さんはこのほど、子供たちに使ってもらってと、木製の手作りおもちゃ7種類約130個を養護施設や病院に寄贈した。
宮本さんは数年前に患った脳梗塞のリハビリを兼ねて昨年夏ごろから仕事前後や休日に廃材を利用しておもちゃを製作、昨年末には須坂市内の小学校や幼稚園、保育園、福祉施設などにプレゼント。その後完成した分を今回、県教委を通して県内の養護学校とろう学校に贈ると共に、須坂、長野赤十字、長野東、北信の各病院に届けた。
本を参考に製作したヨーロッパの子供のおもちゃで、らせん状にくり抜いた一本の木にビー玉などを転がして遊ぶ「玉の塔」や回転しながら人形がはしごを下る「コロコロ人形」、板状のパズル「知恵の板」などのほかに、ボールが傾斜を転がり落ちる新作の「クーゲルバーン」も。
妻三栄子さんの協力を得ながら一つひとつ手作りした。宮本さんは「最近は木製のおもちゃに触れる機会が少ないので、木の温もりや素朴さ、魅力を知ってもらえれば。単純なだけにいろいろな遊び方ができる。多くの子供に使ってほしい」と話した。県教委では「大変ありがたい。心のこもった手作りの良さが伝われば」と感謝していた。
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