2007-05-01 07:00 am by 須坂新聞
市内18企業が技術を連携させて新産業の創出を模索する「イノベートSUZAKA」が19日、シルキーホールで設立総会を開いた。規約や事業計画など決め、特別顧問に遠藤守信信大工学部教授が就任、会長に竹本斉タケモト社長、監事に中沢啓明中沢鋳造所社長を選んだ。設立記念講演で遠藤教授は「これからの中小企業と須坂の戦略」と題して進路を語った。
会は市工業課や産業コーディネータ、産業アドバイザーを事務局に、事業化に携わるネットワークや産学官連携、オープンマインド化(閉塞状況を打破)を促進し、須坂地域のイノベーション(技術革新)に取り組む。
形式にとらわれずに全体例会(年約10回)や課題別研究会、外部資金の導入など継続的で長期的に活動する。
遠藤教授は17日、2007年度科学技術分野の文部科学大臣賞を都内で受賞した。カーボンナノチューブ研究の世界的権威で知られ、業績は「触媒気相成長によるカーボンナノチューブ研究」。
設立記念講演の中で「できないことを可能にする技術革新を日本人、信州人、須坂人はもっている。イノベーションを起こす力は教育。小中の学力が高い北欧は生活の豊かさランキングでも上位を占める。須坂地域には昔から不良品を出さない働き手や小中高で培われた創造力がある。内発型・自力型で今だからできる、今ならできる」と期待を込めた。
イノベートSUZAKAの加盟など問い合わせは市工業課TEL026-248-9033へ。
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