2007-05-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂園芸高校はこのほど、「果実酒製造免許」を取得した。今年度から校内の農地でワインブドウの栽培も開始し、ワインづくりに取り組む。須高はワインブドウの栽培適地とされ、高山村では地域振興策として力を入れるなど生産者が増えていることから実習で得たデータなどを提供、情報交換するなどして地域産業の活性化にも役立てたい考えだ。
免許取得は県内の高校では4校目。試験醸造用で、生産できるのは年間200リットル以下に限られる。200リットルの醸造タンクも購入した。
生徒がこのほど、農地7アールにメルローやシャルドネ、カベルネ・ソービニョンなどの苗木9種類290本を植えた。成長して収穫できるまで3年程度かかるため、ことしは秋に収穫した巨峰を使って醸造する。ほかに、高山村ワインぶどう研究会に借りた畑10アールで昨年からシャルドネも栽培している。
実習では栽培技術のほか、栽培適性、醸造技術なども調査、研究する。同校では昨年2月に設立された高山村ワインぶどう研究会に参加して栽培方法などを学んできた。今後、農業実習棟を改築して醸造施設を設けることも検討している。
同校では「長い目で取り組みたい。生産者とも連携して地域の農業振興にもつなげたい」と話している。
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