過去最悪〜須坂市がワースト2位になったのは…

2007-09-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 7月下旬の「夏の交通安全やまびこ運動」に合わせて、県内81市町村で実施したシートベルト着用率調査の結果がまとまり、須坂市が平成9年の同調査開始以来最悪のワースト2位(過去最悪はワースト4位)に落ち込んだ。前々回最下位、前回ワースト6位の小布施町は上位グループの23位に急上昇。どちらかが良くなればどちらかが悪くなる、須高の着用率向上はなかなか思うようにならない。�
 調査は県交通安全運動推進本部が年4回の交通安全運動に合わせて実施。各市町村の担当者が他地域からの混入が少ない生活道路で平日に調べている。今回は96カ所(人口5万人以上は原則2カ所)で13,393台を調査、須高3市町村は、高山村が98.2%で15位、小布施町が97.7%で23位、須坂市が87.3%で80位(ワースト2位)だった。
 高山村は334台を調査、運転席で329人、助手席で60人中58人が着用、総合着用率98.2%。4月調査の前回(97.2%で35位)に比べて着用率・順位とも上昇した。37村中6位。
 小布施町は調査した100台のうち運転席で97人、助手席では31人全員が着用、総合着用率97.7%。前回(92.8%で76位)に比べて着用率で4.9%、順位は53位もジャンプアップした。25町中10位。
 須坂市は調査した100台のうち運転席で97人、助手席で50人中34人が着用、総合着用率87.3%。前回(95.5%で59位)から着用率・順位とも大幅ダウンした。特に助手席の着用率(68.0%)が悪い。19市中最下位。
 今回の県平均は96.1%で、前回より0.2%アップ。着用率100%は売木村、天龍村、木曽町、南木曽町、木祖村、王滝村と南信がズラリ。ワーストは朝日村の86.7%。県内25署別で須坂署(95.5%)は19位。前回より2位下がった。
 なお、秋の全国交通安全運動が21日に始まり、30日まで繰り広げられる。県内一斉のシートベルト着用率調査は27日を予定。同運動では全国重点として「後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」が掲げられている。
 昨年の交通統計ではシートベルト非着用者の致死率は着用者の15倍。道路交通法の改正により来年6月までに全席シートベルト着用の完全義務化が施行されることになっており、須坂警察署や須高交通安全協会では「命を守るシートベルトを運転者のみならず同乗者全員で着用することを徹底してください」と呼び掛けている。�

2007-09-22 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。