2008-05-19 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は14日から毎月第2水曜日を「職員通勤ノーマイカーデー」とする取り組みを全庁で始めた。雨が降った初日は徒歩や電車などで通勤した。本庁関係では、消防本部西側の職員駐車場は通常敷地いっぱいの170台だが83台に減った。自動車等の排ガス削減は、地球温暖化防止や健康増進、ごみ・危険個所等に気づく住民の目線に近づくなど効果が大きい。総務課では「将来的には市全体の取り組みにも広げたい」とする。
昼食時に割りばしを使わない市役所マイはし運動に続き、4月に職員へ実施のための意見募集を行い、8日に実施を決めた。取り組みは自発的なもので身体や健康、家庭事情、業務都合などで支障がある場合は対象外。だが「可能な限りノーマイカー通勤を呼びかける」(総務課)。
第4次市総合計画後期基本計画では18年度を基準に22年度には14%CO2削減を求めている。市全体の排出量は16年推計で約40万tという。職員150人が1年間継続(年12日)すると、約3.3tのCO2削減と試算する。
自動車から徒歩通勤を選んだ職員は「雨で視界はきかなかったが歩く人のための道路になっているか考えた。歩ける時は歩きたい」と話す。自動車から電車通勤を選んだ職員は「通常より10分早く家を出た。須坂駅から歩いたが水を飛ばすマイカー通勤者を見て我が身を振り返った。クルマ社会だとあらためて感じた」と話す。
市消防本部は39人のマイカー通勤者のうち、この日、19人(須坂、小布施、高山含む)が徒歩などに切り替えたという。
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