2008-06-23 07:00 am by 須坂新聞
関東経済産業局は13日、アスザックフーズ(須坂市米持町、久保正直社長)を中心とする連携体が行う「地域産果物(主にエコファーマーが作る果物)を無駄なく使用したドライフルーツ食品の開発と拡販」事業を中小企業地域資源活用促進法に基づき、認定した。17日、シルキーで記者会見した=写真。同社の乾燥技術を応用してナガノパープルなど県産ブドウや果物を素材に新たな商品開発や事業化を目指す。認定は県内4番目、長野管内で初。
同法は昨年6月に施行された。県が基本構想で農産物や工業品、観光資源などを地域産業資源に指定し、それを活用して中小企業等が新商品などを開発するための事業計画を申請し、認定を受ける。認定後、試作品開発補助金や設備投資減税、専門家の助言など総合的支援が受けられる。
事業は同社と盛進堂製菓舗、つたや本店、信濃食産工業、須高農協、県工業技術総合センター食品部門が連携体を組んで取り組む。県果樹試験場が開発したナガノパープルを須坂ブランドに高めるため、ドライフルーツ化技術を応用して新商品の開発を進める。原料は生産農家(エコファーマー)が須高農協を通じて提供する。
同社R&Dセンターの武内研史マネージャーを中心に試作、開発、商品立ち上げを行う。「3年間はナガノパープルや巨峰に特化して研究開発し、4〜5年目には売り、県産のリンゴや桃、プルーン、ブルーベリー、アンズへも応用したい。県工業技術総合センターで機能性や食感など魅力アップの評価を受け、エコファーマーが作る原料の残留農薬を測定して農家にフィードバックしたい」と話す。
久保社長は「乾燥技術に特化し価値あるいい物にし、世界へも発信したい」と述べた。
菓子、パン製造の3社はさらに菓子やパンを試作し、長野地域でテスト販売する。
2008-06-23 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント
Tweet果物乾燥とゆうと糖浸漬して乾燥する工程上、甘ったるいものが多い。糖浸漬しないほうほうでも、水
分がなくなるから結局は甘みが濃縮され、あますぎたりくどい味になりがち、単純に考えていたら失敗しますね
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