2008-06-25 07:00 am by 須坂新聞
住宅用火災警報器の設置が来年6月1日から義務化され、須坂市消防本部が啓発活動を推進している中、去る18日、同器により火災を未然に防いだ事例があり、同本部予防課では「新築住宅では既に義務化され、既存住宅での義務化も1年を切りました。火災警報器は皆さんの生命や財産を守ります。早めの設置をお願いします」と呼び掛けている。
事例は須坂市内の共同住宅で発生。一人暮らしの家人がガスコンロで鍋の味噌汁を温めたまま外出、時間が経過して汁がなくなり、発煙状態となって、部屋中に煙が充満した。その煙を寝室に設置していた壁掛け用の同器(写真)が感知、警報を発したもので、警報を聞いた同じ共同住宅の住人が管理人に知らせ、119番通報。消防車両が駆けつける騒ぎとなったが、鍋が焦げただけで、火事を未然に防いだ。
同課によれば、新築住宅での設置義務化が始まった平成18年6月以降、須高で同器が火災を防いだケースは初めてとのこと。今年3月に市内家庭を対象に実施したアンケート調査では約500件の回答で設置は約12%にとどまっており、同課では「あらゆる機会を通じて設置推進に努めたい」としている。
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