2008-11-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内の食品関係者はこのほど、地元産果実を活用したブランド商品の創出を目指す「信州須坂フルーツ・スイーツ研究会」を設立した。多種多様で高品質とされる須坂の果実に付加価値を付けて全国に情報発信、名実共に磐石なフルーツ王国を目指す。
須坂は果樹栽培が盛んだが、全国的な果物離れや後継者不足などの影響もあり、栽培面積も生産量も年々減少。危機感を抱いた関係者らは「全国に誇れる須坂産果実を生かした食を提案しつつ、生食の消費拡大につなげたい」と研究会を立ち上げた。また、スイーツの創作は年間を通して須坂の果実を味わえる利点がある。
設立総会は旧上高井郡役所で開き、霜田剛さん(トムトムレストラン経営・穀町)を会長に選出。同会は飲食店や菓子店、宿泊施設など12の団体・個人で構成。JA須高、須坂商工会議所、県農村工業研究所、須坂市、高山村などが支援。都内のパティシエ(洋菓子専門職人)の協力も得る。事務局は市産業振興部工業課。
目的は須坂産果実を用いたスイーツ創作のほか▽新しい須坂発の食文化(料理・銘菓・土産品)▽健康づくり―など。事業として▽売れ筋スイーツの調査・研究▽フルーツの機能性分析、活用法研究▽フルーツスイーツの試作・試食▽コンクール開催―など。
霜田会長は「農商工などが連携、知恵を出しあい新たな料理、菓子、土産品を開発したい。須坂果実の可能性を探りながら、果実のおいしさをPRしたい」と話している。
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