2009-02-03 07:00 am by 須坂新聞
豊洲小学校は創立120周年記念事業の一環で、校内の一部の廊下や教室内の壁面に羽目板を張る木質化作業を進めている。県森林づくり県民税の活用で譲与された県産材のカラマツを材料に、保護者や地域の人たちが昨年末から2回にわたって実施。23日には5年松・竹組の児童48人が、板の裏側に学校生活や将来の願いを書き入れ、自らの手で玄関の廊下の壁に張った=。
この日は、大工の中込今朝幸さん(小河原町)が協力。児童たちは電動ノコギリで順番に縦70cm、横10cmセンチに切断し、「あいさつができる楽しい学校に」など、それぞれの願いを書き入れた。堀崎宥祐君は「絶対にかなうように、プロ野球選手になりたいと書きました」。
この後、隙間ができないよう真剣に板をはめ、高圧釘打機で固定した。小林加奈さんは「パシッという音がして、風が目に入りびっくりしたけど、うまく釘(くぎ)が入って良かった」と安心した表情を見せた。
富田昌秀先生は「木のぬくもりのせいか、子どもたちは廊下を走らなくなり、校舎を大切にしようとする気持ちが強くなっている様に感じる。とても貴重な体験だと思います」と話していた。
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