2009-02-07 07:00 am by 須坂新聞
県教委定例会は5日、県庁で開き、第1期高校再編計画案を提示した。旧第2通学区(須坂市・中野市)は「平成25年以降、須坂商業高校と須坂園芸高校を再編統合し、須坂市内に工業系を含む総合技術高校を設置する」とし、初めて校名を明らかにした。校名発表時期の延期(12月から2月)や工業科設置など地元要望を取り入れた形となった。総合技術高校は昨年10月の県産業教育審議会答申で示され、須高地域の高校を考える会の提言に対する県教委の回答の中で示され、12月の考える会と県教委との懇談会でも例示として概要を示している。
総合技術高校(例示)は農業科・工業科・商業科の専門学科を設置し、専門科目は学科ごとに最低25単位、最大43単位が修得できる。時代の変化に対応する人材の育成が期待され、他学科も学習でき、産業界など外部講師や外部先端設備の活用もできる。
農業科は食糧供給、環境創造・素材生産、バイテク、ヒューマンサービス分野、工業科は精密金型・メカトロニクス分野、商業科は観光・国際、簿記会計、情報分野でコースが設定できる。
山口利幸県教育長は「地元で時には激しい議論があったと聞くが真正面から高校再編を受け止めての議論に敬意と感謝を申し上げたい。校名を示したが、地元の気持ちを無駄にしないためにも新しい学校を共につくりたい。25年以降とは、生徒数や施設の問題、新しい高校像を描くために時間が必要」と記者会見で述べた。
今後はパブリックコメントや説明会などで県民意見を聞いて生かし、六月までに第一期再編計画を決定する。新校準備委員会を設置し、目指す学校像など検討。再編計画地域説明会を経て、募集開始年度や活用する校地・校舎、設置課程、学科など大枠を決める。
■須高地域の高校を考える会の荒井清治会長の話 県教委と話し合ってきたので校名発表は冷静に受け止めている。2校の合併ではなく新しい方向の高校。技術革新時代にマーケティングから製造、販売、消費まで一連の流れを学ぶ。校地や教育内容など今後が大事。
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