2009-02-10 07:00 am by 須坂新聞
須坂市をおもてなしの心があふれる街に―と活動する「おもてなし運動推進委員会」(駒津健一委員長)はこのほど、社員教育インストラクターの杉本文江さん(上田市)を招き、一般公開で「おもなしの接客応対講座」を開いた。ひな祭りシーズンを控え、須坂を訪れる観光客に喜んでもらえるコミュニケーションの方法などについて実践しながら学んだ。
会場のシルキーホールに、一般企業や飲食店、商店などから約50人が参加した。杉本さんは、おもてなしとは接客側が一方的に何かしてあげることではなく、お互いに楽しい時間を過ごすこと―と話し、「毎日客に接していると、ついマンネリ化した応対になってしまいがち。でも客にとっては、たった一瞬の応対で良くも悪くも感じる。一秒間の言葉を大切にしてほしい」と付け加えた。
また「長野県の人は人見知りで、接客面で悪影響を及ぼすこともある。例えば会計待ちの時。お得意さんには気さくに声をかけるが、初めての人にはそうはいかない。その場ではお得意さんであることをまわりの人にわからない応対の方が良い。初めての人にリピーターになってもらえるようなさりげない声掛けが大事。秦須坂は初めてのお客さまを心からもてなす町紳というように、県内の他地域と区別できるようになっていって」とアドバイスした。
このほか、「お客さまに良いあいさつができるということは、職場の人間関係や環境が良いからこそ。また人の印象は会って15秒で決まる」と話し、お辞儀や発声練習などを実際に行った=写真。市内の企業に勤務する40代の女性は「接客の初歩を改めて学んだ。全社的におもてなしに力を入れているので、今後生かしていきたい」と話していた。
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