2009-03-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の豊丘上町区住民は先ごろ、(財)日本花の会(事務局・東京都)花と緑の研究所主任研究員で、樹木医の和田博幸さんを招き、弁財天広場にあるシダレザクラの診察を受けた。樹勢が弱まり、幹の根元に空洞ができていたことから4年前に手当てした。順調に回復しており、春にはたくさんの花を咲かせそうという。
このシダレザクラは樹齢200〜300年と推定され、「弁天様のサクラ」として親しまれている。腐敗などによって幹に人が入れるほどの大きな空洞ができていたため、木炭や土などを入れてふさぎ、土壌管理などの手入れをしてきた。
診察した和田さんは「枝によっては元気な部分も見られ、少しずつ樹勢が戻ってきている。活力も標準的で悪くない。もう少ししてからたい肥などをやればいい」と話した。
同所は標高が高く、平地より遅れて花見ができることから、近年は多くの人が見物に訪れるようになった。桜の名所にしようと、住民の手で植樹も進められている。
区長の坂田久雄さんは「元気になってきていると聞いてほっとした。たくさんの人に見に来てもらいたい」。同区住民で桜守の会の羽生田郁雄会長は「今後もしっかり手入れしていきたい」と話している。
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