2009-11-28 08:00 am by 須坂新聞
サンドバッグに抱きつくユーモラスなキャラクター、カメラを向けられるとポーズをとる動物らしからぬサービス精神。横になった姿はまさに「おやじカンガルー」。クララと結婚後は動物第1号の「愛妻家」に認定され、さらには4児の父となって良きパパに―。
明るい話題を数多く振りまいた市動物園のアカカンガルー「ハッチ」(オス・9歳)が25日午後9時50分、老衰のため同園で死んだ。26日、三木須坂市長らが同園カンガルー舎前で会見。三木市長は「動物の枠を超えて多くの人に親しまれた。これまでの功績に感謝し、たたえたい。ハッチはいつまでもみんなの心の中に生き続ける。市民に誇りと自信を与えてくれた」。
飼育担当の小林正和さんは「最期は安らかな表情だった。『よく頑張った』と声をかけた。たくさんの人にかわいがってもらい本当に幸せだったと思う」と話した。動物園に活気を呼び戻すきっかけとなったハッチの功績をたたえ、名誉園長とすることも決まった。
この日、カンガルー舎前に設置された献花台には多くの人が駆けつけ、遺影に手を合わせた。飯綱町から母親と来た渡辺航生君(8)は「サンドバッグをけるのが好きだった」と、人気者の死を残念がった。
※須坂新聞のウェブサイトhttp://www.suzakanews.co.jpでハッチの写真特集が見られます。
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