2010-07-12 07:00 am by 須坂新聞
長野県は5日、県職員を対象にした「エコドライブ教習会」を北信自動車学校(須坂市春木町)で開き、各地方事務所に勤務する10人が燃費を改善し、環境に配慮した運転技術を学んだ=写真。
県では、県公用車からの二酸化炭素排出量を削減するため、年度中に現地機関職員を対象にしたエコドライブ講習会を地方事務所単位で開く計画。これに先立ち、環境課職員らが講師として伝達研修ができるようにと、この教習会を企画した。
北信自動車学校はその東北信会場となったもので、同学校は去る6月、交通エコロジー・モビリティ財団からエコドライブ講習の認定を受けている。認定を受けた教習所は全国で124カ所、県内では中南信会場となったドライビングスクールアジマ(喬木村)に次いで2カ所目という。
教習会では燃料計を取り付けた車で、最初に普段行っている運転を一般道路で実施。学校内でエコドライブの運転法(ふんわりアクセル/加減速の少ない運転/早めのアクセルオフ/アイドリングストップなど)の講義を受け、場内で練習後、再び同じ一般道路を走り、2回の走行を比較した。
その結果、10人の平均で22.8%改善、最大で50.7%改善した人もいた。アンケートでは「5秒で時速20㎞にするふんわりアクセルは効果が大きく重要だと実感した」や「感覚はつかめたので日常の運転で実践していきたい」などの感想が寄せられた。
県環境部環境政策課の三石一彦さんは「広く県民にエコドライブを普及するには県職員が率先して取り組むことが重要。エコドライブには安全運転、経費削減、環境保全など幾つもの利点があり、多くの皆さんに伝達していきたい」と話している。なお、県内の二酸化炭素総排出量のうち運輸部門の割合は約27%で、全国平均(約20%)に比べて高く、同部門での対策が急務となっている。
2010-07-12 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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