2010-08-07 07:00 am by 須坂新聞
県と県消防協会が主催する「第52回県消防ポンプ操法大会」と「第19回県消防ラッパ吹奏大会」は1日、塩尻市で県内13消防協会代表チームが参加して開かれ、ラッパ吹奏で須高消防協会代表の須坂市消防団チーム(各分団からの選抜メンバーで編成)が優勝、出場した大会で見事に9連覇を達成した。小型ポンプ操法に出場した須坂市消防団チーム(第7分団で編成)は12位だった。
■ポンプの第7分団は12位
ラッパ吹奏の県大会は平成11年まで隔年、12年から毎年開催し、須高消防協会では代表チームを須坂〜小布施〜須坂〜高山の輪番制で送り出している。須坂市消防団は平成元年を皮切りに5・9・12・14・16・18・20年の出場機会ごとに優勝、県内各消防団から目標にされ、県外からも視察に訪れている。
大会は課題曲5曲と自由曲2曲以上を規定時間内(入退場を含め9分以内)に吹奏、規律20点・演奏100点(課題曲60点・自由曲40点)の120点満点で競った。その結果、須坂市消防団は110・50点を獲得、毎回優勝を争う中野市消防団をわずか0.10ポイント差で振り切った。大会には三木市長をはじめOBや市民ら多数が応援に駆けつけた。
選手たちは6月初旬以降ほぼ連日にわたる早朝練習を行い、それ以前も夜間練習をこなすなど気力・体力ともハードな毎日を送ってきた。その努力が実を結んだだけに、結果発表を聞いた瞬間、喜びが爆発、号泣する選手や関係者も多数いた。
前回大会に続いて主将を務めたラッパ長の岩崎仁さん(沼目町)は「連覇の重み、負けられないというプレッシャーは選手にも団にもかなりあったが、それを乗り越えての9連覇はうれしいの一言。選手は前回から半数ほど入れ替ったが、チームとして一つにまとまり、本当によく頑張ってくれた。本番の最初を聞いて、これは行けると感じた。練習の成果を遺憾なく発揮した素晴らしい吹奏で感動した」と振り返る。
また、依田浩明団長(小島町)は「市からいただいた新しい団旗のもとで9連覇を達成し、市民の皆さんに報告できることは本当にうれしい。ご協力いただいた多くの皆さんに感謝したい。選手は半数が初めて、他も大半が2回目で、3回出場は1人だけ。厳しい状況だったが、よく頑張ってくれた。育てながら勝つことができ、格別な喜びがある。この優勝を力として、なお一層地域に根ざした消防団活動に努めていきたい」と話している。
出場選手(補欠を含む)は次のとおり。名前の次は所属分団。
▽主将 岩崎仁=ラッパ長▽指揮者 波多大樹=副ラッパ長
▽吹奏者 山岸寛弥=第1 森井徳一=第1 冨澤一明=第3 湯本直樹=第4 市村清和=第5 牧士郎=第7 牧敏行=第7 板倉光昭=第7 中澤淳=第8 小林正寿=第8 田中匠=第9 山岸剛之=第9 羽生田昌明=第11 山岸伸也=第11 松本恵治=第3 久保田英樹=第5 篠塚剛志=第9
▽打楽器奏者 藤田徹也=第5 神戸秀史=第2 市川興助=第4 板倉哲也=第7
2010-08-07 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy