2010-09-13 07:00 am by 須坂新聞
アフガニスタンの子どもたちにランドセルを送る運動に取り組んでいる相森中生徒会(児島有希人会長、471人)とPTA(小林敏夫会長)は2日、同校で発送式を開いた。生徒や地域住民から、家庭で眠っていたランドセル合わせて200個が集まった。活動の意義を再確認し、協力してくれた人たちに感謝しつつ、運送業者に引き渡した。
同運動はNGOジョイセフの「想い出のランドセル募金」に賛同して始めた。紛争の影響などで教育機会が十分でない同国の子どもや親の教育に対する意識を高め、復興を支援する目的。ランドセルは机の代わりにもなるという。
6月から始め、地域住民からも多くのランドセルが寄せられた。鉛筆やノートなどの文具も。ランドセル1個につき1,800円の送料がかかるため、校内で寄付を募ったほか、運動のPRも兼ねて街頭募金も行った。ランドセルには送り主が英文でメッセージを添えて送った。
発送式で生徒会役員は「一人ひとりは小さな力だが全校、地域に広がり大きな力になった」「活動を通してさまざまな経験や感動、考え方などを学んだ」「ランドセルには多くの人の優しさや善意がつまっている。アフガンの子どもたちが笑顔になることを祈っている」などと話した。
ランドセル募金のテーマソングを歌っている歌手の松村謙吾さん(横浜市)も駆けつけて歌を披露し、「このランドセルがアフガンの子どもたちの人生を変えることにもなる」と呼びかけた。
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