2011-01-09 07:00 am by 須坂新聞
須坂市常盤町の市指定有形文化財「須坂藩・時の鐘」をついて新年を祝うイベントが、大みそかの深夜、平成23(2011)年元日の午前0時を期して行われ、120人がそれぞれの思いをこめてついた。
時の鐘は江戸時代の天明2(1782)年に8代藩主堀直郷(なおさと)が設置、当時は現在地から約300m下った浮世小路との交差点付近に建っていた。現在地には大正元年に移築、昭和の初めまで人々に時刻を知らせていた。
建物自体は江戸時代のものそのままだが、鐘は第2次世界大戦の際に供出、現在の鐘は平成12年に宗教法人奥田神社が市に寄贈したもので、市が鐘楼周辺を整備して「時の鐘」が復活した。外見は3階建てのように見えるが、石積みの土台があり、実際は2階建てになっている。
イベントは市が主催して、今回で11回目。1番乗りは日滝小1年の伊藤愛夏さん(大谷町)で、家族5人で訪れた。カウントダウンに合わせて午前0時ちょうどに鐘をついた愛夏さんは「初めて来て、一番最初につけてうれしい。今年は勉強をがんばりたい」と話していた。
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