2011-06-26 07:00 am by 須坂新聞
須坂市塩野町の宮下芳一さん(61、元豊洲小学校長)は7月1日から5日まで、須坂市東横町の蔵のまち観光交流センターで「栄村復興支援写真展」と題し、下水内郡栄村で小学校長を務めていたころに撮影した写真約50点を展示する。これらの写真をポストカードにしてチャリティー販売(1枚100円)し、全額を栄村に届ける。
宮下さんは平成16年から3年間、栄村立東部小学校長として、村に暮らした。美しい自然や人の温かさにひかれ、しばらく遠のいていた趣味の写真撮影を再開。村内の写真クラブにも加入し、村内を巡っては、さまざまな写真を撮りためた。
昨年度末で退職し、4月から市教委人権同和教育課の指導員。新しい生活に慣れたころ、被災した栄村のために何かできないか―と、写真展を思いついた。デジカメのデータを自身でA3サイズの専用紙に印刷。四季折々の風景をはじめ、夏まつり、雪んこまつりなど、生き生きとした村の姿をそろえた。高台から見下ろす青倉地区の田んぼや集落の眺望は「にほんの里100選」に選定された栄村の長閑(のどか)さを象徴する風景だ。
宮下さんは「自然豊かで、こんなに美しい場所があることを、写真を通して多くの人に知ってほしい。ポストカードは遠く離れた人にも栄村を知ってもらえる手段。息長く、栄村の復興を支援していきたい」と話している。
開館時間は午前9時〜午後5時。初日は正午から、最終日は午後3時まで。入場無料。同センター☎026-248-6867。
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