2011-07-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は今月から市内全域に生息するさまざまな生き物を調べる「生物多様性調査」を始める。国の生物多様性基本法(平成20年6月施行)や第五次市総合計画(本年度から10年間)、第二次市環境基本計画(同)に基づいて、5年後の平成27年度までに策定する「生物多様性地域戦略」の基礎データとする。人々が地域で多様な生物の恵沢を享受し、持続可能な利用ができ、次世代に引き継いでいくことができるよう取り組んでいく。
同法は、野生生物の種の保存等が図られ、保全され、持続可能な方法で利用され、長期的な観点から生態系等の保全・再生に努め、深刻な影響を及ぼす恐れのある地球温暖化の防止等に資する五つの基本原則を定める。
国は生物多様性国家戦略を策定し、県と市町村はそれぞれ区域内の生物多様性の保全と持続可能な利用に関する基本計画(生物多様性地域戦略)を定めるよう努めるとされる。
市は第二次環境基本計画で「すざか生物多様性地域戦略」(仮)の策定を27年度とする。第五次総合計画(47施策)では「施策10自然環境の保全」の中で「生態系の多様性、種の多様性・遺伝子の多様性を考えた地域戦略を策定し推進」とする。
市は調査を進めるにあたって、県が平成14年と16年に策定した「県版レッドデータブック」の維管束植物編と動物編の中から拾い出した植物、動物を基に分布図をつくりたいとする。市ホームページや公民館に調査票を置いて、電子メールやFAX、持参等で来年3月まで受け付ける。
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