2011-10-16 07:00 am by 須坂新聞
塩川農家組合(上沢守生組合長、65人)は10日、熊野神社(塩川町)境内に地元生産者が果樹や野菜などを軽トラックで持ち寄り、直売する「青空ふれあい農産物市場(仮称)」を開設した。塩川町区(中村寿勝区長)や氏子総代(渋谷幹雄総代長)が後援。区民には屋外放送で呼びかけ、大勢が祝日の朝に買い物を楽しんだ。
同組合は規約を整備して地域振興を活動に位置づけた。昨年から話が出て、今年4月の熊野神社春祭りに第1回を計画したが、震災のため延期。収穫期に風水害がなかったため秋の開設となった。
今が旬のブドウ(巨峰、シャインマスカット、黄玉、エレガントローズ、ナイヤガラ)やリンゴ(世界一、秋映、紅玉)、クリ、梨(南水)、柿の果樹から枝豆やミョウガ、ネギ、カボチャ、タマネギ、ジャガ芋、里芋の野菜、米、花まで自慢の農産物が並んだ。
値段が1袋100円やはね出し50円など特価の買い得感があり、開始30分すぎには店じまいする軽トラックもあった。試食で味を確かめ、調理の仕方を教わったり、区民の交流の場にもなった。
上沢組合長は「もうけよりも地域の交流が大事。生の声が聞け、生産者の意欲にもつながる。自宅から出て、散歩のついでに買い物をすることも心身の健康になる。状況によっては今後近隣にも呼びかけたい」と話す。
中村区長は「区は安全面や呼び込みで地産地消に協力している。生産者の顔が見え、新鮮な品を安心して買える」と取材に応えた。
今年は試行的開催。次回は10月30日午前8時から。11月にも2回計画している。
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