北村宏司騎手がJRA1,000勝(須坂市南原町出身)〜一流ジョッキーとして活躍

2014-03-15 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 須坂市南原町出身の競馬騎手・北村宏司さん(33)が1日、JRA(日本中央競馬会)通算1,000勝を達成した。デビュー16年目。北村さんは常盤中卒業後、JRA競馬学校を経て騎手となった。重賞はG?1勝を含めて22勝している。昨年は初の年間100勝を達成し、全国騎手リーディング(勝利数)7位になるなど、一流ジョッキーとして活躍している。
 1日は中山競馬第4レースでファンシーミューズに騎乗して1着となった。今年は9日現在、20勝を挙げて全国リーディング5位につけている。
 1,000勝は中央競馬史上28人目、現役では14人目。北村騎手は本紙の取材に「早く達成したいと考えていたので良かった。騎手になった時はこんなに勝てるとは思っていなかった。自分の力だけでなく、いい馬に騎乗させてもらったり、周りの方の協力や応援のおかげ」と話した。
 北村騎手は1999年にデビュー。1年目に37勝を挙げてJRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得した。5年目以降は毎年50勝以上を挙げている。重賞はデビュー翌年の2,000年にG?の東京新聞杯で初勝利。06年にはヴィクトリアマイルでダンスインザムードに騎乗してG?を初制覇した。
 中央競馬は武豊騎手や福永祐一騎手をはじめ130人以上の騎手がしのぎを削る厳しい世界だが、北村騎手は毎年安定した成績で上位にランクしている。
 昨年、自己最多の101勝を挙げ、騎手になった時に掲げた目標「G?勝利と年間100勝」を実現させた。「1年間、けがなく、集中して乗り続け、それがリズムになって達成できた。またG?を勝ちたい」と次を見据える。
 「好きで競馬の世界に入り、今もやりたくてやっているので、職業にできて良かった。競馬はギャンブルの反面、サラブレッドやジョッキーが競い合うスポーツでもある。一度足を運んで、生で見て楽しんでもらいたい。生まれ育った須坂の自然や環境が今につながっている。須坂に戻る機会は少ないが、応援してもらい感謝している」と話している。

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