2014-03-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市中心市街地の市道銀座通り線を歩行者天国にして23日、「第3回蔵のまち須坂 銀座通り春まつり」が開かれ、好天にも恵まれ、推定で5,000人を大幅に上回る人たちで大にぎわいとなった。実行委員会(古家敏男委員長)では「毎年前年を上回る大勢の皆さんにご協力とご来場をいただき、大変感謝している。須坂の春の名物イベントとして、さらに発展させ、定着させていきたい」と話している。
まつりは平成23年3月に実施した「すざか『銀座通り線』開通まつり」を継承し、翌24年から現在の名称で開催。同日に行うイベントの主催団体が大同団結、銀座通り周辺の店舗や施設、さらには賛同する団体や個人も加わって民間主導による実行委員会を組織。須坂の元気を内外に発信すると共に、東日本大震災被災地支援のチャリティーの意味も込めて、宮城県塩釜市の物産販売ブースが出店、須坂市赤十字奉仕団も義援金を受け付けた。
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開会式では、多くのイベントを企画した須坂商業高校くますぎクラブの関優部長と栗朱音副部長(共に2年)が、応援に駆け付けた県の観光PRキャラクター「アルクマ」と、初お披露目となる須坂市花と緑のまちづくりマスコットキャラクター「かんなちゃん」と共に開会宣言、須坂マリア幼稚園の演奏やパレードが花を添えた。
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会場では信州プロレス、音楽演奏、音楽パレード、ダンス、もちつき、フワフワ遊具、ぬり絵展、大じゃんけん大会など多彩なイベントが繰り広げられ、歩行者天国上には販売・飲食・実演・ふるまいなどのブースが昨年を16上回る62区画が並び「会場はどこもかしこも大にぎわいで、前回をはるかに上回る人出」(実行委員会談)が繰り出した。
ブース出店には実行委員会がインターネットなどを通じて参加を呼び掛け、県内はもとより山形・埼玉・東京・愛知・岐阜・大阪からも駆けつけた。
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塩釜市のブースでは名物の笹かまぼこや海産物を販売、全商品が完売し、多くの市民から激励の言葉を受けていた。また、須坂市赤十字奉仕団の募金箱には7,129円の善意が寄せられた。事務局の市社会福祉協議会では多くの人たちの善意に感謝している。
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通りに面する笠鉾会館では「笠鉾大好きの日」と銘打ち、大扉を開放したほか、祭り屋台に乗ったり、笠鉾を曵いてみるなどの体験が人気を呼び、須坂クラシック美術館は入館を無料として多くの人たちが歴史遺産に触れた。この日、笠鉾会館には1,440人、クラシック美術館には573人が入館、共に通常の日曜日の約10倍の人たちでにぎわった。
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信州プロレスは人間をコーナーポスト、ゴムひもをロープに見立て、同プロレス男女選手のほか、高校生の男女選手、酒井商会(高梨町)の常笑戦隊「酒レンジャー」も参戦、観客を巻き込んだ大爆笑のパフォーマンスを繰り広げた。
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また、イベントに参加した子どもたちや保護者に通りで買い物をしてもらい、少しでも商店の元気につながればと毎回実施しているまつり限定の「100円商品券」は商店やブースで220枚使用され、昨年(178枚)より23.5%増えた。実行委員会ではこの数字からも人出が伸びたと推測している。
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初めてまつりを見に来たという須坂市井上町の中村いく代さんは「銀座通りが人で埋め尽くされていてびっくりしました。子どもからお年寄りまで楽しめるイベントが盛りだくさんで、出店も通りの端から端まで並んで、見ているだけでも楽しかった。とてもにぎやかで、元気をいっぱいもらいました」と喜んでいた。
また、まつりの中核を担った須坂商業高校くますぎクラブ部長の関君は「大変なこともあったけど、皆さんに協力してもらい、大勢の人たちに来てもらってよかった。とてもいい経験になりました」、古家実行委員長は「このまつりは毎回高校生や若い人たちががんばってくれるので、周りの人たちも一生懸命協力・応援し、パワーが倍増される。今後も市民手作りのまつりとして、須坂の元気を内外に発信していきたい」と話している。
2014-03-29 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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