2014-05-17 07:00 am by 須坂新聞
JA須高(牧良一組合長)はこのほど開いた理事会で、北信4JAの再編に向けて具体的に研究する組織再編研究委員会に参画することを決めた。4JAはJA須高、JAながの(長野市)、JA志賀高原(山ノ内町)、JA北信州みゆき(飯山市)。人口減少によるマーケット縮小などに対応、安定的な財務・事業基盤を確立、地域の核となるJAを創ることを目指す。
4JAは昨年10月に組織再編検討委員会を立ち上げたが、具体像までの踏み込んだ論議には至っていない。同委員会では各JAの代表者が事業規模拡大によるメリット、デメリットなどを研究する。他の3JAでも理事会で、同委員会への参画を決めている。
同委員会は6月に設置される予定だが、JA須高は5月22日に開く通常総代会で経過を報告。10月ごろに予定する地域懇談会では組合員らの意見を参考にしたいとしている。
この構想は、上部組織のJA長野中央会の主導ではなく、経営基盤の再構築を含め、現状では厳しいと危機意識を持つ単位農協が歩みよる形で実現した。
同委員会では▽組織再編の統一的なビジョンの明確化▽基本的な方針(再編方法、時期、組織、事業運営のあり方)▽組織再編に向けた課題事項の抽出、対処方法▽各JAの基礎データによる組織再編のメリット、デメリットの明確化―などを研究する。
ただJA須高では内部の組織機構改革を進め、強靭な経営体質を構築、単独でも事業継続可能なJAを目指すという。
牧組合長は「再編は経済環境の変化に対応する大きな手段と考えるが、デメリットが大きいと判断した場合は脱退する」と話している。
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