2014-05-31 07:00 am by 須坂新聞
墨坂中学校2年2組(36人)は27日、家庭科でゆかたの着付けや立ち居振る舞いなどを学んだ。NPO法人和装教育国民推進会議長野県支部会員の清野友美子さん(中野市)ら3人を講師に招いた。
教材のゆかたは、学習指導要領の改訂で和装学習が必修化になった一昨年、学校の呼び掛けで地域から提供されたものが中心。現在は男女合わせて約180枚ある。その中から女子は好みに合わせてハイビスカスやアサガオ、蝶など夏の風情を感じさせるデザイン、男子はシックな色合いの男性用を一人一着ずつ選んだ。
女子生徒は、清野さんのアドバイスに耳を傾け、手順通りひとつひとつ実践。背縫いが中心にきているか、端折りがきれいになっているかなどを友だち同士で確認し合った。そこからさらに四苦八苦して半幅帯の文庫結びを完成させると、やっと笑顔がこぼれ、お互いに「似合ってるよ」「なかなか、いいね」と感激していた。
自前のゆかたで着付けに挑戦した長野紗津貴さんは「ゆかたを着ると日本人だなあ、と感じる。今年の夏はがんばって着たい」。また青木友里菜さんは「日本独自の文化がとても新鮮。花火大会やカッタカタまつりまでに何度も練習して、一人で着られるようになりたい」と話していた。
市内では昨年度、常盤中学校でも3年生の授業に着付け学習を取り入れ、墨坂中がゆかたを貸し出した。
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