2014-06-21 07:00 am by 須坂新聞
特別支援学校高等部を考える須高地域懇話会(白砂勇樹座長)は13日、県教委へ「須高地域における特別支援学校高等部設置に向けた提言書」を提出した。内容は?知的障害者に該当する生徒の高等部普通科(単一障害学級、重複障害学級)の設置?特別支援教育のセンター的役割の位置付け?研修・研究や関係機関とのネットワークによる相談支援、情報収集・発信の場のサポートセンター設置―を要望した。
昨年11月から、須坂支援学校保護者会や郡市・市PTA連合会、市校長会、上高井校長会、障害のある子の保護者、須高市町村教委を委員に、3回の会議を開きまとめた。
平成28年度には須高地域に県立特別支援学校高等部設置を願う。
同高等部の姿として生徒一人一人の自立と社会参加の実現を目指し、生活する力、働く力など生きる力を育む教育を推進する。一人一人の教育的ニーズに応える指導を進める。生徒が主体的に活動することで可能性を伸ばし、社会に参加する生き方を身につける教育を目指すとした。
伊藤学司県教育長は「市のご理解、お力添えで市立支援学校を中学校段階まで整えていただいた。高等部も県の責任でいい学校をつくっていかなければいけない。一人一人の自立と社会参加に向けた教育の場にしないといけない。市や地域の協力をいただいて、地域に根ざした学校として取り組むことが重要。提言は重く受け止め、前向きに検討したい。意見交換もさせてほしい」と述べた。
意見交換で保護者は「子供本人も高等部設置を気にしているので早めに明らかにしてほしい」と投げかけた。
伊藤教育長は「28年度開学を目指し、須商を使うにしても施設の改修が必要になる。どの程度期間が必要か、早めに計画し、必要な予算を議会にお願いする」。県教委事務局は「重複障害への対応もあるので来年度予算計上を検討し、本年度早めに正式な計画としたい」と述べた。
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