2014-08-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市歴史的建造物審査会(委員長・土本俊和信大教授、委員8人)は30日、「歴史的建造物登録制度」に基づく登録候補物件を、現地調査を踏まえて審査し、登録することを了承した。審査会の判断を受け、市は本年度5件(9建造物)を登録する予定=表。通算すると20件(57建造物)になる。
歴史的建造物とは、市内に残る建設後50年を経過した建造物で、?須坂の歴史的景観に寄与している?造形の規範になっている?再現することが容易でない―のいずれかに該当するもの。
登録制度は、須坂市の歴史と文化を伝え、歴史的な景観を形成する建造物を保存・活用し、市民の財産として後世に継承するために創設した。所有者の同意を得た上で選定し、審査会の意見を聴いて登録する。
審査会は専門知識を有する者と市関係部署で構成。市が創設して3年目で、初年度は10件(37建造物)、昨年度は5件(11建造物)を登録した。
また、同日は「歴史的建造物を活かしたまちづくり事業補助金」(平成24年度創設)に申請のあった1件も現地調査をするなどして審査し、了承した。
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