2014-11-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市保健補導員会(第29期・内山久美子会長、会員271人)は厚生労働省が主催する「第3回健康長寿をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野で最高賞の厚生労働大臣最優秀賞に輝いた。市民の健康増進のために、健康に関する学習を重ね、会員自らが実践しながら家庭や地域へ広める活動を長年にわたって継続してきた取り組みが、日本一の評価を受けた。
同会は昭和33年の発足以来、減塩や禁煙を呼び掛ける運動、ウオーキングや健康体操の実践・普及、健診受診の働きかけなど、生活習慣病予防の取り組みを、地域の役員や行政などと協働で進めてきた。2年の任期が終わった後も各期でグループをつくって活動するなど、地域の健康づくりに貢献している。
同アワードは厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトが掲げる、適度な運動、適切な食生活、禁煙、健診の受診などで健康増進や生活習慣病予防への優れた啓発活動や取り組みを行っている企業・団体・自治体などを表彰するもの。過去には全県で健康寿命日本一に取り組んでいる静岡県や、全社で健康プログラムを展開しているタニタが最優秀賞を受賞している。今回は全国から138件の応募があった。
18日に東京で開かれた表彰式に参加した内山会長と冨沢智子副会長は19日、市役所を訪れ、三木正夫市長に受賞を報告。内山会長は「先輩方が苦労してこられた重みを感じた。一つ一つのことを受け継いできた伝統が評価された」と喜んだ。
同会では先輩方に負けていられないと、健康体操の新曲なども考案中という。三木市長は「健康づくりに消極的な人たちににも取り組んでもらえるような仕組みづくりを広めてもらえれば」と期待。内山会長は「長寿日本一の長野県になったが、心豊かに楽しく過ごしていくために市民の皆さんとどのように関わっていけるかを今後も模索していきたい」と話していた。
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