2014-12-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市動物園のフンボルトペンギン「トット」を題材にした絵本『トットトト』がこのほど完成した。須坂市子ども読書活動支援研究会(湯本理恵会長)が一般から募集したストーリーアイデアをもとに創作し、動物園のキャラクターデザインを手掛ける中沢定幸さん(長野市)が絵を担当した。きょう20日から須坂市動物園、須坂図書館、蔵のまち観光交流センター、市立博物館、創造の家、市生涯学習スポーツ課(市役所東庁舎1階)で販売する。1冊500円(市動物園無料入園券付き)。
昨年度、同研究会が長野県地域発元気づくり支援金を活用して制作した「すざかしどうぶつえんかるた」に続く第2弾。一昨年、飼育舎から複数回脱走して話題になったトットを題材とするストーリー案には市内外から88点が寄せられた。その中から湯本楓花さん(中野市高社中1年)のアイデアを採用。研究会が会議を重ねて物語にした。市動物園が監修したほか、読み聞かせ団体や市社会教育委員・大学生・高校生らの意見も取り入れ、タイトルは、トットが足早に歩く姿をイメージさせる親しみやすい表現にした。
動物園の仲間のうれしそうな顔を見たいと思ったトットが、飼育舎を飛び出してみんなが喜ぶものを探しに出掛けるストーリー。ほのぼのとしたキャラクターと色彩豊かなデザインに加え、「トット トットト トットトト」のフレーズが印象的だ。
湯本会長は「たくさんの方のアイデアを結集し、ファンタジックで楽しい絵本が出来上がった。親子で読みながら、心を温めてほしい」と話している。手のひらサイズで縦17?、横13.2?。オールカラー24ページ。初版は550冊。
絵本は市内の小、中、須坂支援学校、幼稚園、保育園、市内公共施設に配布する。問い合わせは同研究会☎026-248-9027。
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