2015-01-10 07:00 am by 須坂新聞
NPO法人坂田山共生の森を愛する会(角田幸男理事長)は2日、43回目の新春歩こう会を開いた。朝から日が差し、晴天に誘われた4歳から80代まで約30人が参加した。鎌田山―北信五岳がよく見える和合峠休憩所―扇ノ入第四号古墳―竜の割石―北アルプスなどの遠望を助ける山の名を記す案内板が昨年設置された見晴らしの丘休憩所―三峰神社里宮を経て、天徳寺に至る新年初歩き2時間コースを楽しんだ。
角田理事長が途中で見どころを解説した。鎌田山の吉向焼窯跡辺りは、180年前の江戸時代に「桃山」と呼ばれた。須坂堀家11代藩主(直格=なおただ=公)の命で山城屋八右衛門(山下薬局の第5代茂明)がアンズ数千本を植え、「信濃国の桃源郷桃山」とたたえられたという。
また、坂田神社やオオムラサキ飼育園の上には古墳群があり、遊歩道から3mほど登ると扇ノ入第四古墳内部の石組みがのぞけた。
また、坂田山の湧き水は?扇の入り清水?水の入り清水?坊平清水?天徳寺清水―が知られ、中でも天徳寺清水は昔から年中絶えない名水として知られているという。
参加した田中一江さん(穀町)は数年ぶり2回目の参加。「健康で過ごせるよう毎日一人でウオーキングをしているが、山の中はグループでないと入れないので、晴れていたので参加した。気持ちよく歩け、雪が少なく、住みよい須坂を実感した」と取材に応えた。
一方、坂田山三峰講(樋口輝夫講元)の坂田山頂三峰神社初登山は、8歳(小2)と11歳(小5)の女子から高齢者まで約50人が参加した。
下山後の新年会(坂田町公会堂)で初参加した西沢淑子さん(小河原町)は取材に「臥竜山が箱庭のようだった。山頂から見下ろすふるさとの景色の素晴らしさに感激した」と感想を語った。
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