2015-03-21 07:00 am by 須坂新聞
4月開校の須坂創成高校創造工学科が導入する「デュアルシステム」で、生徒実習を受け入れる協力企業会(久保正直会長)は12日、須坂駅前ビルのシルキーホールで総会を開いた。平成28年度に2年生が取り組む就業体験用マニュアルと、協力企業会の27年度事業計画を決めた。久保会長は「(生徒を)我々がしっかりと良い人材に育て上げられるようなデュアルシステムに仕上げていきたい」と述べた。
協力企業会は昨年3月に設立した。現在、市内外の51社(須坂市41、高山村2、長野市・中野市8)が加盟している。
マニュアルはアンケート調査により40社の要望を受けて作成。協力企業の中には、これまでに実習の受け入れ経験がない企業もある。内容は幹事会で検討した。
マニュアルには、デュアルシステムに関する基本的な内容や、スムーズな受け入れ、学校・生徒との対応、危機管理、就業体験実施計画作成などの項目を盛り込んだ。就業体験は5、8月に3〜5日間で実施する予定。
27年度事業では、インターンシップ受け入れ企業の事例を学ぶ研修会や、先進的な取り組みについての講演会などを計画。29年度に3年生が実施する企業実習用マニュアルも作成する。
また、創造工学科の整備状況についての報告もあった。先ごろ須坂園芸高敷地内に工業棟が完成し、現在は開校に向けて実習機器や工具類などの備品の搬入・設置が着々と進められている。27年度にも実習機器を整備し、すべて完了する予定という。
久保会長は取材に、「(マニュアルは)よくできている。これをベースに何をしたらいいか分かるようになっているので、安心して受け入れられると思う」と話していた。
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