2015-03-28 07:00 am by 須坂新聞
須坂にご当地ヒーロー「我竜神(がりゅうしん)スザカイザー」が誕生した─。須坂の魅力を発信し、地域を盛り上げようと、地元の若者を中心に市内外の有志らでつくる「須坂のヒーローをひろめる会」が制作。19日に県庁でお披露目の記者会見を行い、22日に市中心市街地で開かれた「蔵のまち須坂 銀座通り春まつり」でデビューした。
スザカイザーの誕生は、特撮ヒーローのファンという市内で飲食店を経営する田子公彦さん(40、明徳町)の提案が切っ掛け。3年ほど前から同級生らと構想を温める中で、賛同する有志の輪が徐々に広がり同会を結成。田子さんが会長に就き、本年度の県地域発元気づくり支援金を活用して具体化させた。現在は20〜50代の約50人が会員登録しているという。
スザカイザーは、市内上八町の県史跡「八丁鎧塚古墳」からの出土品を参考に、獅子が描かれたベルトや勾玉(まがたま)の首飾りなどを取り入れ、甲冑をまとったようなイメージに仕上げた。竜を連想させる緑色で、頭部は須坂市章や竜の角をモチーフにしている。デザインはイラストを描くのが趣味という橋本淳一さん(40、本郷町)が担当した。
名前は市内の小中学生や高校生に公募し、多かった候補を組み合わせた。我竜神は臥竜山からの連想で、須坂の守り神の意も。
当面は市内のさまざまなイベントに出演するほか、保育園や幼稚園の行事などへの参加も要望があれば応じたいとしている。また、映像作品の製作やキャラクターグッズの販売なども計画。市内出身の映画監督にショートムービーの製作を依頼しており、市内をロケ地に、各地区の文化財や史跡、名所などを紹介する作品を全国や世界に向けて発信していく。
田子さんは「スザカイザーで須坂を元気にしたい。大勢の人に須坂へ来てもらい地域が活性化するように、映像を通して世界中に須坂の魅力を広めたい」と話している。
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