2015-04-18 07:00 am by 須坂新聞
任期満了に伴う県議選須坂市・上高井郡区(定数2)は12日に投開票され、現職村石正郎氏(75、須坂市下八町、自民党)が8,883票を得て6回目の当選を果たした。新人堀内孝人氏(66、須坂市中島町、無所属)が6,719票で初当選。現職永井一雄氏(72、須坂市屋部町、無所属)は895票差で2議席目に届かなかった。新人土谷フミエ氏(67、須坂市米持町、共産党)は、8年前の同党候補獲得票より241票多い4,135票を得た。
投票率は、須坂市44.46%(8年前比0.8ポイント減)、小布施町47.14%(同5.02ポイント減)、高山村51.32%(同6.8ポイント減)、合計45.62%(同2.15ポイント減)。期日前投票は、須坂市3,847人(9.27%)、小布施町912人(10.04%)、高山村677人(11.21%)、合計5,436人(9.60%)。
村石派は光臨閣に約100人の支持者が集まった。午後9時すぎ、当選確実の報を受けて万歳。村石氏は「選挙戦はこれ以上望むものがない盤石な態勢で支持拡大を図り、感謝に尽きる。これまでに培った経験や人脈を生かし、創成高校の充実や少子化対策など総力挙げて総仕上げに取り組む」と取材に応えた。
堀内派はスザカ迎賓館で見守った。残り1議席を3人が争う展開に緊張感は増した。10時すぎ、初当選が決まると、一気に歓喜が広がった。堀内氏は祝福の拍手を受け壇上で万歳。花束を受け取り、約100人の支持者を前に声を詰まらせた。
「厳しい選挙戦だったが、支持を受けて頑張った。これから一生懸命県政のために、また国会の先生方とのパイプをつくりながら、さらに頑張って仕事をしていきたい」と述べた。こわばった表情は握手を交わす際には笑顔に変わっていた。
取材には「出遅れ感があったが運動が良かった。大選対ではない中で当選でき、自信がついた。うれしいの一言」と喜びを語った。
「新しい流れ」を訴え、仮称千曲大橋の早期実現などの公約が有権者に届いたと感じ、「しっかり仕事をしていきたい」と、票の重さを受け止めていた。
永井派は屋部町公会堂で結果を待った。永井氏は約100人を前に「3期12年の活動が認められなかったということだと思う。政治の世界はこういうことが起きる。いろいろな理由はあると思うが、一番は訴え、あるいは3期12年の行動がまずかった結果では。(市議選を含め)8回戦い最後が落選。これも何かの縁か。これからは一市民として、政治にも市民生活にも、地域の皆さんにも関わっていきたい」と結んだ。
土谷派は党事務所に集まった。10時すぎ、土谷氏は約20人を前に「県政課題の医療費窓口無料化などの訴えは間違っていなかったと確信している。重い票を頂いた。絶望を希望に変えるため今後も責任を持った政治や安心社会実現へ市民と連帯して監視していく」と述べ、ねぎらいの大きな拍手に包まれた。
2015-04-18 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント
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