2015-05-02 07:00 am by 須坂新聞
須高地区の住民で組織する防犯団体、須高少年警察ボランティア協会(町田栄司会長)と須高ホワイト・エンジェルス隊(竹内安治隊長)はこのほど、須坂警察署で合同研修会を開き、約50人が須高の治安状況について説明を受けた後、北陸新幹線が開業した飯山方面を視察した。
研修会では生活安全課の宮沢小百合課長が特殊詐欺に絞って話した。3月末日現在県内では56件を認知、被害額は2億1,292万9,004円に上る。昨年同日に比べて、被害額は約890万円減少しているものの、認知件数は11件増えている。
須坂署管内でも須坂市でオレオレ詐欺が3件(うち1件は未遂)発生し、合計200万円がだまし取られている。昨年は1年間で4件だったが、今年は3カ月間で既に3件。金融機関でも3月末日現在で2件を阻止しており、須高地区も特殊詐欺の脅威にさらされているといっていい。
また、県警察本部が昨年被害を受けた中から141人にアンケートを行ったところ、65%の92人が「自分はだまされない」と考えていたが、実際に被害者となった。
宮沢課長は「手口は一層巧妙化しており、自分は大丈夫と思っていてもだまされてしまっている。被害を防ぐ手段は言い尽くされているが、普段から留守番電話設定にして直接電話に出ない。ナンバーディスプレイで知らない番号からの電話に出ない。非通知電話拒否設定にしておく。自分だけで解決しようとしない。相談する相手が思いつかなかったら警察に電話すること」と呼び掛けた。
この合同研修会は隔年ごと、任期2年の折り返しとなる4月に開催。両団体では、警察署や防犯協会と連携しながら、特殊詐欺被害撲滅に向けた活動を一層強化していくことを確認した。
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