2015-06-06 07:00 am by 須坂新聞
全国的に季節を先取りしたような暑さが続いているが、須高地区でも5月は気温25度以上の夏日を昨年よりも4日多い20日間、平均気温も1.7度高い18.3度を記録したことが、須坂市消防本部に設置している気象観測装置のデータでわかった。
この5年間の5月のデータは▽11年=平均気温15.7度/夏日5日(30度以上の真夏日なし)▽12年=平均気温15.5度/夏日7日(真夏日なし)▽13年=平均気温16.2度/夏日13日(うち真夏日3日)▽14年=平均気温16.6度/夏日16日(うち真夏日2日)▽15年=平均気温18.3度/夏日20日(うち真夏日1日)。
ここ数年平均気温が上がり続け、今年は真夏日こそ少ないが、多くの日が暑かったことを裏付けている。
心配される熱中症は須高地区では4月28日(最高気温27.0度)に最初の患者が発生。須坂市内の学校で屋外活動中の10代男性が救急搬送(症状は軽症)された。これ以降6月4日現在発生していない。
同本部では熱中症の統計を10年度から取り始めているが、各年度の発生状況は▽10年=6月26日〜9月5日の31件▽11年=6月22日〜9月18日の26件▽12年=6月2日〜9月28日の47件▽13年=5月6日〜10月8日の32件▽14年=6月2日〜8月19日の15件。
発生は今年度が最も早く、5年前と比べて2カ月も早い。また、一昨年は10月にも発生した。
同本部では「熱中症は暑い季節だけとは限らない。熱中症を防ぐ対策として、言い尽くされていることだが、十分な休息と睡眠、こまめな水分と塩分の補給、涼しい場所の確保や帽子の着用などに心掛けてください。室内でも起こりうるので十分に気をつけて」と呼び掛けている。
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