2015-06-27 07:00 am by 須坂新聞
須坂市夏端町の住民有志でつくる「夏端ひざ踊りの会」(加藤輝夫会長、会員10人)は20日、湯っ蔵んどで開催中のイベントの中で「ひざ踊り」を披露した。ひざに付けたおかめやひょっとこなどの面が軽快な曲に合わせて踊るユーモラスな姿に、会場の大広間を埋めた100人を超える来館者は、一緒に手拍子をするなどステージを楽しんだ。
同会は平成21年に発足した。当時熊本県から越してきたメンバーの上林孝憲さん(69)・美知子さん(67)夫妻が地区の夏祭りで披露したのが切っ掛け。初めて見る面白い踊りが役員らの間で評判となり、「福祉施設などで披露すれば喜んでもらえるのでは」と有志で会を立ち上げた。上林夫妻によると、2人が通っていた大学の友人(大分県出身)から教わったが、発祥など詳細は不明という。
初めは1曲だった演目も、幅広い年齢層に楽しんでもらおうと増やしたり、子ども向けの曲のときはアニメのキャラクターの面に付け替えるなどアレンジした。発足後の夏祭りへの出演を切っ掛けに口コミで広まり、福祉施設や各町の集会などからの依頼で、多いときには年間20回の公演を行ったという。
この日は、「河内男節」「東京だよおっ母さん」「花笠音頭」やアニメの主題歌など全8曲を踊り、アンコールにも応えた。初めて見たという高梨町の70代の夫婦は「ひざ踊りと聞いて、初めは想像がつかなかったが、動きがかわいくて、知っている曲や懐かしい曲がかかって楽しかった」と話していた。
加藤会長(70)は「見ていただいた人に喜んでもらったり元気を出してもらえればと思って始めた。今後も依頼があれば、できる限り要望に応えたい」と話している。
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