2015-07-04 09:35 am by 須坂新聞
JA須高、JAながの(長野市)、JA志賀高原(山ノ内町)、JA北信州みゆき(飯山市)、JAちくま(千曲市)の北信の5JAはこのほど、合併推進委員会の設立総会を長野市内で開き、来年9月の合併を目指して経営計画などを検討する。総会には各JAの組合員代表やJA役員、行政関係者ら約100人が出席した。JA事業が地域の暮らしにも密接に関わることから、今後は5JA管内の5市5町5村の担当者も参加して協議する。
須高、ながの、志賀高原、北信州みゆきの4JAは平成24年10月に組織再編研究委員会を設立し協議を重ねてきた。JAちくまが27年3月に参画を申し出て、5JAで地域の人口減少、市場の縮小、組合員の減少への対策、再編による経営面への利点などを調査してきた。
同委員会は、これまでの検討段階から、合併を前提とした研究へと進めるために発足した。今後は定期的に会合を開き、大規模化によるJA運営の安定と生産者手取りの向上などを研究し、組合員に伝える方針。今回は役員を選任し、会長にはJAながのの豊田実組合長が選任された。
豊田組合長は総会で「合併は通過点であり、利用者から喜ばれる農協にすべく最大限努力する」と話した。副会長には牧良一JA須高組合長ら4JAの組合長が選ばれた。
合併した場合は組合員数約68,000人、販売高約300億円、貯金高約5,800億円となり、いずれも県内トップ、全国的にも有数な規模となる。JAながのを存続法人として、本所をJAながの本所とする方針。
合併推進委員会の今後の日程は8月に第1回の会合を開き、11月に全体会議を開いて合併経営計画、合併の基本事項などを検討する。JA須高では同委員会の結果報告を受けて、来年1〜2月頃に集落懇談会などを開いて組合員に説明する。合併臨時総会は3月頃に開き、組合員の賛否を問い、合併への方向性を決める。
牧組合長は「合併はあくまで生産JAとして将来に希望が持て、地域農業の発展につながることが大切。地域、組合員の皆さんに必要とされ、信頼される新生農協を目指したい」と話している。
2015-07-04 09:35 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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