2015-07-18 07:00 am by 須坂新聞
須坂市政策推進課の地域おこし協力隊が手掛ける「移住体験ハウス」が8月上旬に完成する。高甫小学校の東側にある、8年ほど前から空き家になっていた旧教員住宅を改修してきれいにした。移住希望者などが市内を訪れた際に利用する施設として活用していく。
建物は木造平屋。和室3部屋(6、6、8畳)と台所、風呂、トイレ。長年使用されていなかったため、ひどい状態だったというが、掃除や網戸・障子の張り替え、風呂場の壁の塗り替えなど、できるだけ業者には頼まず、地域おこし協力隊3人を中心に信州須坂移住支援チームの計5人で4月下旬ごろから作業を進めてきた。
荒れ放題だった庭は高甫小の管理技術員に木の伐採などをしてもらったり、家具や食器類は市の職員などに呼びかけ、不用になった物の中から良い状態の物を譲り受けた。
年配の市民から桐のたんすや鉄鍋などの提供もあり、同チームの和田央士さんは「おばあちゃんの家にいるような、どこか懐かしい雰囲気のきれいな家になった。地域の方などの協力があってここまでできた」と感謝している。
当面は移住希望者や移住体験ツアーなどで市内を訪れた人に、一時的に利用してもらうための施設として活用していくというが、同チームは「今後の活用状況や利用者の移住・定住へのつながりなどを見極めて、需要があれば(同様の家を)増やしたり、利用方法なども考えていきたい」と話している。
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