2015-07-18 07:00 am by 須坂新聞
旭ケ丘小学校6年生は9日、長野県クリーニング生活衛生同業組合青年部(近藤義之部長=クリーニング黒岩)を招いて、洗濯や染み抜きなどを学ぶ特別授業を受けた。快適な衣食住の工夫を学ぶ家庭科の単元で、同青年部に出張を依頼した。
指導に訪れたのは県内各地でクリーニング店を営む若手9人。“洗濯王子”としてメディアにも登場し、賢い洗濯の普及に務める中村祐一さん(伊那市)が、取り扱い表示の見方や、染みになりやすい汚れはなるべく早く洗うこと、泥汚れは洗濯機に入れる前にもみ洗いすることなどをアドバイスした。
児童たちはテーブルごとに、しょうゆを染み込ませた直後と、すでに染みになった布の汚れの落ち方を水洗いで実験。「すぐなら、こんなにきれいになるね」と納得する一方、時間がたっている布は爪を立てて洗っても落ちにくいことを実感していた。
また、ドライマークのセーターを、水洗いする前と後でサイズを比較。洗濯後はひと回り縮んだ事を確認した上で、ドライマークの衣類は、布の原型をとどめるドライクリーニング溶剤で洗う必要性を学んだ。
家庭科の中沢雅子教諭は「泥汚れの衣類を家の人が洗ってくれる苦労が分かったと思う。自分でできることを知って、今後に生かしてもらえれば」。また近藤会長は「洗たくの基礎知識を子どものうちに知ってもらえたらと思う。青年部としてできる限り協力したい」と話していた。
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