2015-07-25 07:00 am by 須坂新聞
豊丘地域公民館(須坂市豊丘上町)の建設工事安全祈願祭(業者主催)が17日、現施設南側の建設地で開かれた。敷地約1,114平方メートルに、木造平屋約408平方メートルを建てる。来年1月下旬の完成を目指す。
新施設には市豊丘財産区産など地元産木材をふんだんに使用。敷地内にある市有形文化財の旧園里学校との調和を考え、漆喰(しっくい)調の壁で景観にも配慮する。既存の2階建てから平屋建てにすることで全室バリアフリーに。また、同地域ではそば作りを通した交流やイベントが盛んなことから、それらに対応した調理実習室を設ける。
同公民館の建設には地域住民が主体となって、平成24年に検討委員会を発足。26年に建設委員会を立ち上げ、市や業者などと検討を重ねてきた。
設計・監理は宮本忠長建築設計事務所。建築主体工事は須坂土建工業。電気設備は信濃電設。機械設備は西田管業。総工事費は1億3,420万円。国の補助金(社会資本整備総合交付金)約3,000万円を活用する。
安全祈願祭には市や市議会、同公民館や地元区関係者ら約40人が出席。神事は木曽御嶽教の市川明覚(本名・公夫)神官(豊丘町)が執り行った。祝辞で三木正夫市長は、公民館一帯に保育園、小学校、児童クラブがコンパクトにまとまっていることを挙げ、「公民館が地域のコミュニティーの核となる施設になることを期待する」などと述べた。
本年度はほかに日滝地域公民館の建て替え(本年度中に着工)を予定している。豊丘、日滝両地域公民館の建て替えで、市内全ての地域公民館の耐震改修は終了する。
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