2015-08-08 07:00 am by 須坂新聞
全国各地の猛暑や熱中症のニュースが連日報道されているが、わが須高はどのくらい暑いのか…。気象観測装置を設置している須坂市消防本部によれば、8月5日現在、30度以上の真夏日は24日あり、昨年同日と全く同数だが、35度以上の猛暑日は3倍の6日。熱中症患者の救急車による搬送は18件=別表、すでに昨年の総数を上回っている。
真夏日を最初に記録したのは昨年が5月28日、今年が約2週間早い5月15日。5月の平均気温は昨年が16.6度、今年が18.3度。早い時期から高温傾向を示し、7月の平均気温は昨年が24.5度、今年が24.9度。
昨年は7月下旬に30度に届かない日が2日あったが、今年は7月24日以降連続して30度以上を記録しており、一息つけない猛暑が続いている。
なお、最高気温にかぎっては昨年(7月26日の37.3度)の方が今年(7月21日の37.2度)よりわずかに高い。
この暑さが要因となる熱中症患者の今年最初の救急車搬送は4月28日で、昨年(6月2日)より1カ月以上も早く、7月31日で早くも昨年の総数(15件)を上回ってしまった。
熱中症患者の内訳は▽発生場所=須坂市9件、小布施町3件、高山村6件。屋内7件、屋外11件▽性別=男性12人、女性6人▽傷病程度=中等症10人、軽症8人。年代別では10代が6人で最も多く、高齢者は80代で3人、90代も2人いる。
同本部警防課では熱中症の統計を2010年度から取り始めているが、各年度の発生状況は▽10年=6月26日〜9月5日の31件▽11年=6月22日〜9月18日の26件▽12年=6月2日〜9月28日の47件▽13年=5月6日〜10月8日の32件▽14年=6月2日〜8月19日の15件。
同課では「熱中症は暑い季節だけとは限らず、屋外だけとも限らない。熱中症はいつどこで誰に起きてもおかしくない。十分な休息と睡眠、こまめな水分と塩分の補給、涼しい場所の確保や帽子の着用などに心掛けて。まだまだ暑さは続くので注意してほしい」と呼び掛けている。
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